こんにちは、韓国ドラマ大好きYocolomboです!

韓国ドラマって、必ず1人か2人、めちゃめちゃ偉そうな人出てきませんか?

もう椅子にふんぞり返って座っちゃって、

ちょっと気に入らないことがあるとすぐわめき散らす、

人の足を引っ張る、幼稚園生より分別のないアジョシたち…⚡

正直、ドラマだからオーバーに表現されているもんだと思っていました。

でも韓国に住む友達に聞いたり、本を読んだりするうちに、

韓国ドラマの「偉そうなアジョシたち」が

韓国社会のリアル(少なくともリアルの一部)なんだということを知りました。

なぜ韓国では

「お金がある」「地位がある」「男性」が横柄な態度でも許されるのか?

なぜ周りもこびへつらうのか?

ドラマを見ていて無性にイライラするともに、

純粋に不思議でならないので調べてみることにしました💡

何が彼らを「偉そうなアジョシ」にしているのか…。

今回は偉そうなアジョシの正体をあばいてみたいと思いますっ

(韓国文化に関する文献をベースに書きましたが、わたしの主観まんさいなのでそこだけご了承の上、お気軽にお読みくださいませ😳)

韓国人の国民性をつくる「朱子学」とは?

今の韓国の政治や物事の考え方のベースになっているのは、儒教です💡

✍儒教とは、紀元前の中国から広がった孔子を始祖とする道徳観・思想体系です。

学校の世界史や漢文で「孔子」とか「論語」って良く出てきましたよね。

日本にも儒教思想は残っているので比較的身近な思想なんじゃないかと思います。

ただ「儒教」といっても、韓国の政治や国民性の土壌となっているのは、

儒教の中の「朱子学」という思想体系だそうなんです💡

孔子から始まった儒教は、時代の流れと共にさまざまな思想体系が派生していったのですが、

そのうちの一つが、宋代に朱熹(しゅき)という人が確立した「朱子学」という体系。

朱子学はその後、朝鮮時代の儒学者、李退渓(イ・テゲ/日本語読みでリ・タイケイ)という人によってさらにアレンジが加えられ、

これが今の韓国社会を形作る思想ベースになっています🍃

朱子学以降の儒教を「新儒教」と呼ぶほど、もともとの孔子の「論語」の教えと「朱子学」の考え方は大きく異なる点が多いようです。


上下関係をはっきりさせないと気が済まない韓国社会

韓国社会では、年齢、教育、性別、職業、家柄などで

「自分と相手の上下関係」をはっきりさせることが重要だと考えられています💡

これは、「身分や階級を、服装や振る舞いではっきり示すことで社会的秩序を守っていこう」という儒教の「礼」の考え方がルーツになっていて、

韓国社会では、自分と相手との上下関係を決めることと、それに応じた振る舞いをすることが強く求められます

相手が自分より「上か下か」判断できないと、どういう話し方をしたら良いか分からず(敬語の使い方など)困るとも聞いたことがあります。

例えば、

🏢ソウル大出身者(韓国NO.1の大学で日本で言う東大)が、それ以外の大学出身者を露骨に見下したり、

👬男性が女性に「教えてあげる」「助けてあげる」という姿勢だったり、

🖥総合職が技術職を見下す態度を取ったりすることも、

この「礼」の考え方に照らして、「当然のことと」される慣習が韓国にはあります。

(韓国では”頭を使って”決定・判断するジェネラリストが、”手を使って実際に作業にあたる” スペシャリスト/技術者より「上だ」とする考え方があるそうです)


年齢による「上下」

韓国ドラマで横柄にふるまうアジョシたち、何が彼らを「横柄にふるまっても良い」としているかというと、

まず年齢による「優位性」があります💡

✍儒教には「長幼の序」という教えがあって、

これは本来「子供は大人を敬い、大人は子供を慈しむというあり方」を示した道徳観なのですが、

これがなぜか「年上は年下に何を言っても何をしても許される」という空気を作り出してしまっています。

「年下のくせに口答えするな、失礼だ」とか、

「何が正しいかを年上に説くなんて傲慢だ」

という思考は、

「年上は年下に優位である」という儒教の思想をルーツにしています。

「年齢<何ができるか」が大事とされるアメリカ社会だったら「なんのこっちゃ」となりえない長幼の序という考え方ですが、

レベルの違いこそあれ、年齢による「上下関係」は日本社会にも根強く残っているので、

日本人にとっては比較的身近な考え方かもしれません。


教育レベルや男女の「上下」

大学入試に遅刻しそうになった学生を白バイやパトカーが受験会場に送迎した、なんてエピソードを聞くくらい

韓国の異常な「学歴至上主義」は有名ですよね。

“大学受験に失敗したら人生失敗” って考える人も多いとか。

この強烈な「学歴社会」を背景に、年齢と同様、

学歴の高いものが上で低いものが下というヒエラルキーがあるようです。

そして驚くことに韓国では、

「学歴の高い人=人間として優れている」と考えられる節があるようです。

セサゲ~!😲

ウェ?なぜ???

なぜ出身大学が人間性まで決定してしまうんですかい?

調べたところによると、この「学力=人間としての優劣」という考え方は

科挙制度の名残りから来ているそうです。

科挙というのは、中国で1300年間にも渡って行われた官僚登用試験のことで、

当時、科挙に受かった人は頭が良いだけじゃなく、

正しい道徳観である「儒教」をよく理解している

「人間として優れた人」だと考える慣習が残ったものだとする文献がありました。

もちろん当時、女性や身分の低い人は科挙を受験することが出来なかったので、

必然「人間として優れている」のは、身分が高い、学のある、男性に限られていたというわけです💡

良い大学を出て、会社や社会で高い地位に就いたアジョシたちは

(学歴社会の韓国では「学歴」か「コネ」が就職・昇進を決定づけることが多い)

自分が人の「上に」立っているという考え方から横柄な態度を取り、

それに対して上下関係をハッキリさせたい韓国社会は「当然の振る舞い」として受け入れ、

「下の」人たちは、人間としても格が高いアジョシたちに意見することができない。

どうもそんな構造のようです。

日本だったら

「東大卒=ちょっと変わってる」っていう考えが定着してますし、

さんまさんが東大生を愛情を持って笑いにしちゃうくらいなので😂、

出身大学によって「人間としての上下関係」が決まるということはなかなか考えづらいかなと思います・・・。

でもこれでなんで韓ドラ 「ミセン」 で、誠実で仕事も真面目にやる主人公チャン・グレが、

高卒(そして高卒なのにコネ入社)というだけで周囲から見下されてひどい扱いを受けていたのかが分かる気がします。

「高卒のくせに、よくもエリートの自分たちと同じ土俵に上がってこれるな」という、

あるべきはずの上下関係が尊重されないことへの怒りだったのだと思います。


さいごに

今回は韓国社会のベースとなっている儒教の「朱子学」から、

韓国ドラマの「横柄なアジョシたち」の真相に迫ってみました!

年齢、性別、教育レベル、職業、社会的地位など・・・

韓国社会では、様々な “ものさし” で

上下関係をハッキリ決めて、それに応じた振る舞いをすること

社会の慣習となっていることが分かりました。

「地位もある(学歴もある)」「年上の」「男性」であるアジョシたちは、

それだけで「横柄にふるまう資格」が3つも揃うわけで、

そりゃあ「カミ、ニガ~!(よくもお前が)」という言葉も飛び出すわけです😳

私が韓国ドラマの主人公だったらきっと、

最終話まで持ち越さずに、偉そうなアジョシに向かって

「いやいや、あなた間違っているよ?」と軽く発言して、

権力者につぶされて1話目でドラマ終了だと思います。

日曜ロードショーだったら、ビルごと破壊するか、暗殺者を派遣して、2~3話目でドラマを終わらせるかもしれませんね✋(ハリウッド映画への偏見)

でも、韓国ドラマではそうはならない。

よっぽどの実害になるか、犯罪ギリギリラインまで来ないと

「これ以上はまずいだろう」と反論する勇者はなかなか現れません・・・。

余談…

韓国って知れば知るほど「外国」なんだなあ、ということを再認識する今日この頃です。

日本にとって韓国という国は、他のどの国と比べても一番身近で似ているところもたくさんあるせいで、

「大きな違い」に気が付いた時に、すごくびっくりしてしまう自分がいます。

でも、韓国も「外国だ」という視点に改めて立ってみれば、

考え方が違うのも、政治観や歴史観が違うのも当然と言えば当然で、

カルチャーショックがあって当たり前なんですよね😳

これからも楽しく、大真面目に、韓国ドラマの「違和感」を紐といていければと思います!

以上、Yocolomboでした!

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