外資系ってびっくりするほど誰も教えてくれないですよね。

「さあ自由に泳いでこい〜!」って大海原に投げ出されて、あとは放置。

何かしくじったらしくじったで、責める時は一丁前に責めてくる。

わたしは新卒で外資系企業に社長秘書として入社し、今は営業兼事務をやっています。

入社してから4年間、何度辞めてやろうと思ったか分かりません。

辞めたくなった理由は様々ありましたが、

断トツで多かったのは、誰も教えてくれないのにしくじったら責められるという冷たい会社体制に嫌気が差したという理由が堂々の第一位👏

今後また辞めたくなる気が起こらないとも分かりませんが、

今回は、この4年間で学んだ外資系で生き残っていくための「考え方」と「術」について、わたしがお伝えできる限りでまとめてみました。

外資の極寒対応に嫌気が差している方、辞めようか悩んでいる方、

思い切って辞めてしまう前にご一読いただけたら嬉しいです💡

(※本記事には広告が含まれています)


「教えてくれて当たり前」のマインドセットを微調整する


新卒で今の外資に入社した時は、会社は当たり前に教えてくれるものだと思っていました。

さあどんとこい!学ぶぞ!と、

やる気満々で大手を広げて教えてもらえるのを待っていたんですけど、

出社2日目、前任者に2時間引き継ぎをしてもらい、社長と1時間くらいお話しをし、以上。私の研修は終了しました。

あとは都度聞いてねとのこと。

アンビリーバーボー。

働いていた会社が買収されて今年から新たな部署で営業兼事務として働き始めたときも、引継書なんど用意してもらえず、これまた「都度聞いてね」とのこと。

アーユー キディンミー?😳

最初は、都度聞いてねと言ってくれてるし何とかなるだろうと思っていましたが、ベースがないまま都度聞きを始めると、永遠に疑問が湧いてきて無限ループの落とし穴にはまります。

これじゃあラチがあかない。誰か教えてくれ。研修してくれ。

と懇願するのですが、会社にそもそも研修というシステムがない。

そうなんです、そもそも外資には研修というシステムがないんです。

なのでまずは、 外資で働く限りは「教えてくれなくて当たり前」だと自分の認識を改める必要があります。 

わたしはここに気がつくまでにすごく時間がかかりました。 

気がつくまでは本当に苦しかったです。

教えてくれて当たり前だと思っていると、当然ですが、教えてくれないことに不満や怒りを感じるようになります。

「自分だけ嫌われてるんじゃないか」とか、「みんな何でこんなに冷たいんだろう」とか、自分や周囲の人に苛立ちが募ってしまい、

そのフラストレーションや不満が周りの人への態度に現れてしまうこともありました。

でも周りの人が意地悪している訳でも、会社がわざわざ私を苦しめようとたくらんでいる訳でもありませんでした。

ただ、外資という会社文化が「自分で学んで自由に働いて結果を出す」というものだったというだけです。

なので外資でやっていくにはまず、

 「教えてくれて当たり前」から「自分から学ぶが当たり前」という考え方に微調整する必要があります。 

その後…

「教えてもらえないことに苛立だっていた自分」から「教えてくれてありがたい」へ、心と考え方を微調整することで、ようやく今の職場でも安心して楽しく働けるようになりました。
簡単に誰かに教えてもらえる環境でないことで、調べる力や考える力が鍛えられて力がぐんとついたようにも感じます。


人間関係を作る


教えてくれない環境の中で、分からないことをどうやって分かるようにしていけば良いのでしょうか。

これは秘書時代にアメリカ人社長から教えてもらったのですが、

◎とにかく人に優しく明るく接する
◎先輩や同僚の仕事をサポートする

この2つが大事でした💡

この2つのポイントについては、ビジネスマンのバイブル「人を動かす」でも詳しくその重要性が紹介されています。

私も入社1年目で社長に進められるがままに「人を動かす」を読みましたが、ビジネスマンとしてだけでなく、「社会人」としての姿勢を正すきっかけになった一冊です。

まだ読んだことのない人には、一読をおススメします💡

◎とにかく人に優しく明るく接する
◎先輩や同僚の仕事をサポートする

この二つを意識して仕事をすると、周囲の人たちが「この子に仕事を教えてあげよう」という気持ちに少しづつ変わっていきます。

まさに人のこころを動かしていくことができるのです。

「仕事を教えてもらう」関係性にすぐに変わっていかなくとも、気軽に挨拶したりおしゃべりする関係性が築ければ、分からないことを聞きやすくなります。

また、先輩の仕事を快く全力でお手伝いすることで、”貸し” ができるので、教えてもらうという形で貸しを返してもらいやすくなります。

実際仕事を手伝うときに、そんな先々を見据えて計算高くサポートする訳ではないのですが、心理的なギブアンドテイクのルールが働くわけです。

人間関係が築けていないうちは、自分の時間を削ってまで人に教えてあげようというモチベーションは残念ながらなかなか生まれません。

「都度聞いてね」と言ってくれた割には、いざ質問をすると嫌な顔をされたりする理由はここにあったりします(もしくはその人がものすごい激務か)😂

先輩や同僚の仕事で手伝えることがあれば気持ちよく手伝い、だれとでも笑顔で接して「良い子だな」「何かあれば助けてあげよう」と思わせることが大切です。

これが意外と難しいんですけどね…

忙しくなって分からないことも増えてくると、だんだん眉間にしわが寄ってきてイライラが周りに伝わって、誰も近づいて来てくれなくなります。笑

私はまだまだ・・・修行の身です。

この記事を書いてから5か月後…

先輩や同じチームの同僚に仕事を頼まれた時は快くサポートするようにしていたところ、私がヘルプが必要な時や分からないことがあるときには逆に先輩から快くサポートをもらえるようになりました。分からないことが多くて切羽詰まった時でも、話しかけてもらったらそちらに全力で集中して、それがたとえ世間話でも、その場を相手も自分も楽しくしようと心掛けるようにしたところ、「眉間にしわが寄っていない時は」気軽に声をかけてもらえるようになりました😂


長い目で見る。焦らない。


人間関係の構築できた相手には、業務で分からないことが出たときに相談しやすくなります。

ただ、外資ではその自由な働き方ゆえ、同僚と仲良くなるチャンスが作りづらいという難点もあります。

例えば、外資あるある、フリーアドレス✋

毎日周囲に座っている人が違う、

名前も知らない、

「おはようございます」と言っても返ってこない、

(集中力がバカ高い可能性もあるが毎回そんなポジティブには捉えられない)

という中で、関係性を築いていくのは本当に大変です。

フレックスや在宅が広がっていて、そもそも会社の人に「遭遇」するチャンスがなかなかないという状況もあると思います。

これは結論、時間をかけていくしかない気がします。

話しかけられたら明るく反応する。

案件で一緒になった人には会社で見かけたときに話しかけてみる。

カフェテリアで休憩中に話しかけやすい人には声をかけてみる。

そういう 日々1ミリの関係性の構築を継続していく意外に近道はない気がしています。 

社歴が長い人たちは何だかいつもワイワイ楽しくおしゃべりしてたりして、会社で自分だけ孤独に感じることもきっとあると思います。

でも日々丁寧に人に接していけば、時間が解決してくれるものでもあります。

また、クライエントに迷惑をかけたくない、良い仕事がしたい、という思いで先輩やリーダーに質問をすれば、人間関係ができていなくても気持ちよく教えてもらえることもたくさんあります。

時間をかけて人を知っていこう、関係性を築いていこうと長いスパンで心軽く今の状況を捉えると、焦りや孤独感が薄れるかもしれません。

この記事を書いてから5か月後…

心軽く誰にでも元気に挨拶したりランチに誘ったりする中で、何でも話せる仲の良い後輩や先輩ができました。会社は仕事しに行くところだったのが、「人に会いに会社に行きたい」と思えるようになり、職場での時間が楽しくなりました。いまの会社に行く目的は「人と会うこと」と「美味しいコーヒーを飲むこと」、この2つです。


不満の声を上げる


「どう頑張ってもやっぱり分からない」「どう考えてもこんなのおかしい」と思ったら、堂々と声をあげてみてください。

外資の良いところは、役職に関係なく発言する人の意見を聞いてくれるところです。

だれが発言しても大抵フラットに対応してもらえます。

もし上司に言っても解決に至らなかった場合は、そのまた上司に相談するのも良いですし、うちの会社では社長に直に掛け合うのもウェルカムらしいです😳

(いまの社長は全然話したいと思えるタイプの人じゃないので、私は絶対に話しに行かないと思いますが…)

この前も、上司の上司に「1on1ミーティングお願いします」とメールして、週末を挟んですぐに面談してもらいました。

そうやって、何か役職はよく分からないけど上の方の人に(「役職名がカタカナだらけ、長いだけで結局役職がイマイチ分からない」は外資あるある)平社員が一対一でミーティングをお願いしても、驚かれも疎まれもしませんでした。

「こんにちは〜今日はどうしました~?」ってな感じで、かなりリラックスした雰囲気で面談が始まりましたね(笑)

もしくは相談したい内容がコンプラに関わることで上司に相談しづらいものであれば、

コンプラの担当者や会社が契約している第三者窓口に相談するのも一つの手だと思います。

■上の人と面談するときのポイント

声をあげるときに大事なのが、面談を「不満」で終わらせないことだと思います。

何がどう不満で、 どうしたら解決するかというところまで冷静に分析して話をすることができると、しっかり相手の頭に響いて行動に移してもらえます。 

解決方法が自分では分からないときは、不満の原因を整理して冷静に伝えるだけでも良いと思います。

1番良くないのが、ただただ不満を並べてまくし立てること。

「これが嫌だ」「あれが嫌だ」と業務を好き嫌いで判断したり、感情的に訴えてしまうと、ビジネスマンとしての自分の価値を下げてしまうことになりかねません。

感情的になってしまいそうな時は、冷静に状況を説明できるようになるまで面談はしないのが賢明です。

感情的になっているなと思ったら、例えば週末をいったん挟んで考える時間を取ってみたり、有休を使って一回仕事から距離を取ることをおススメします💡

冷静に話ができれば、その「問題を解決しようとする能動性」を評価してもらえることもあります。

会社の仲良い人に相談するのも良いと思いますが、ただの愚痴で終わりかねないので、解決すべき業務上の問題が出てきたら、決定判断のある上のほうの人に話を聞いてもらうのが良さそうです。

役職高めで、できれば話しやすい人を捕まえて相談してみてください✨

この記事を書いてから5か月後…

誰にも教えてもらえない状況を変えたくて上司の上司に面談してもらったところ、その後ベテランの先輩をメンターに付けてもらえることになりました👏プレゼンの練習を一緒にしてもらったり、質問や疑問に答えてもらったりと、いろいろな面で支えられています。その上司の上司には、その後も何かと「大丈夫?」と声をかけてもらい、何かあればすぐに相談できるようになったので、勇気を出して話にいって良かったです。


学び、鍛える。


「学ぶ必要性」は外資・日本社問わず社会人になるとヒシヒシと感じるものですが、

“自分のスペックは自分で上げていかなくてはいけない” 外資では「自分で進んで学んでいく姿勢」が余計に重要になります💡

知っていることが多ければ、教えてくれない環境にあっても比較的、自由に伸び伸びと仕事することができます。

私は今の会社に入社してから6つの資格を取得しました。

内3つは仕事する上で必須の資格ではなく、仕事の理解が深まるように学びたいと思って自主的に取った資格です(ファイナンシャルプランナー、リスクマネジメントなど)。

今は財務諸表を読む必要が出てきたので、また新たに勉強中です。

資格の勉強や読書に加えて、日経新聞を読んだり業界誌に目を通したりと…

「教えてもらいづらい」環境で働きながら結果を出していくには、自ら学び仕事のクオリティとスピードを早めていく以外にありません。

「勝手に生き残ってね」っていうその会社文化に、ここはジュラシックパークか!って叫びたくなることもありますが・・・

ジュラシックパークは言い過ぎかも。サファリパークレベルかも。


さいごに


最近改めて「外資つら~😩」って思う瞬間が多かったので、今回は同じ悩みにぶちあたっている人に向けて(そして自分に向けて)外資で働くための考え方と術についてまとめてみました。

「はあ~何でこんな仕事選んじゃったんだろ~」って思うことも良くありますが、

きっと仕事の種類に関係なく、それが外資系企業であればどこに行っても同じような悩みにぶち当たる気がします。

今の仕事を辞めたいと思っている人は、やめたい理由が

「外資特有の仕事スタイル」にあるのか「仕事自体」に問題があるのかを見極めることが大事かもしれません💡

その悩みの原因がもし「外資あるある」だとしたら、他の外資企業に転職しても状況はきっと大きく変わりません。

中途をどこまで教育してくれるかは分かりませんが、その場合は教育体制のガッツリ整った日本社への転職も可能性の一つかもしれません。

最近は在宅スタイルが主流になって、ただでさえサッパリしていた外資の職場の人間関係がさらに希薄になっているところもあるかもしれません。

私は日々、北極なみの寒さを感じています。

人に会う機会も減って、職場(在宅)で孤独を感じる瞬間も多いかもしれません。

そんなとき「今の会社だからダメなんだ」と転職を考えてしまうのではなく、

外資という環境に適応して「どうしたらもっと快適に楽しく仕事できるようになるか」を前向きに考えてみると、もしかしたら解決の道が見つかるかもしれませんし、

それでも「外資むりだ!」となれば、方向転換の時なのかもしれません😊

今回紹介した内容が悩んでいる皆さんの何かしらのお役に立てたら嬉しいです。

以上、Yocolomboでした!

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